「みどパン協走曲」
作 黒田六彦
絵 長谷川義史
出版社 BL出版
この作品は第8回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作品で,受賞時は「照常寺のみどパン小僧」というタイトルだったそうです。読み終えた私は「改題は成功」と感じました。 個人的に「お寺」→「しょうじょうじ」→「たぬき」の連想は好きですけど。
この作品の中では「樹木」が大事な場面で効果的に使われているような気がします。
ポプラ,椎,柊,榎,甘夏の木,けやき,桜,杉,寒椿,柚…。
きっと作者のこだわりが何かあるのではと思います。もしも作者とお話しできる機会があったらうかがってみたいことの一つです。