「虹の橋~キッド~」
山川健一 作
小学館
「虹の橋」は原作者不詳の詩ですが,多くのペット愛好家に,ネットなどを通じて伝わっているそうです。
もともとはインディアンの伝説に基づくという説もあるそうです。
ペットとの別れがテーマのこの物語,ありがちな「お涙頂戴」系ではなく,淡々と描かれているところが気に入りました。「お涙頂戴」は苦手なので…。
とある小説家の先生いわく,「涙を流すのは生理現象だから,泣かせる小説を書くのは簡単なテクニックだ」とのことで,この言葉に納得した後は,なおさら「泣かせる小説」が苦手になってしまいました。