やぎのブッキラボー3きょうだい

 

「やぎのブッキラボー3きょうだい」

 

 ポール・ガルドン 作
 青山南 訳

 

  ノルウェーの昔話「三びきのやぎのがらがらどん」をポール・ガルドンが描くとこうなります。
 全体的に明るい色彩,視点の角度が変わったり,ぐぐっとやぎやトロルに迫ったりする構図のとり方がいいですねえ。大勢の前で読み聞かせするのであれば,絵的にはこちらの方が私はおススメです。
 やぎの名前は「ブッキラボー」より「がらがらどん」の方がしっくりきますかねえ。最後の「“Snip,snap,snout.This tale's told out.”」の訳も,「三びきの…」のほうが耳にしっくり来るかなあと思いますが,人それぞれ,感じ方が違うでしょうね。
 原文を読んだり,いろいろな方の訳を読んだりすることがますます楽しくなりました。