カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?

 

『カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?』

 

 高城剛 著

 集英社

 

「 ○○市立大学日本伝統工芸品研究発展学部〇なと〇らいキャンパス

日本の伝統工芸品を広い視野でとらえ,若手職人の育成,材料の自給,バックアップ企業との取引,海外へのマーケット拡大,他分野との相乗などを行い,世界に発信することのできる人材の育成を目的とする。」…例えばこんな感じに,国際都市「○○」を唱えるのであるならば,こういうところに税金を使ったらどうかなあと思うわけです。

この本の著者も「おわりに」はっきりとこう書いているのですよ。「IRの真髄は,税金を使わずに街のランドマークをつくることだ。あくまでもカジノは,巨額投資をしてもらう企業への担保に過ぎない。そして,そのカジノの顧客は,成熟した都市であるならば,自国民であってはならない。これが,すべてである。」とね。

 

そもそも,某キャラクターがたったの一週間大量発生したことで観光客が集中し,周辺道路が大混雑したなんて言っている都市で,カジノだのIRだの言ってられないのではないのかなあと思います。

もっと地道にやるべきことをやるべきですよね。